源道寺駅(げんどうじえき)は、静岡県富士宮市源道寺町にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。駅番号はCC05。
概要
源道寺駅は富士宮市旧富士宮地区に位置し、1日当たり約700人の乗車客がある無人駅である。普通列車のみの停車駅であり、身延線で運行される特急「ふじかわ」は通過する。
JR東海によって運営されているが、1930年(昭和5年)の開設当初は私鉄富士身延鉄道が運営していた。その後同鉄道国有化を経て、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化に伴いJR東海に移管された。
歴史
- 1930年(昭和5年)12月25日:富士身延鉄道の源道寺停留場として開業。旅客営業を開始。
- 1938年(昭和13年)10月1日:富士身延鉄道を鉄道省が借り上げ、鉄道省身延線となる。同時に源道寺駅に昇格。
- 1941年(昭和16年)5月1日:富士身延鉄道が正式に国有化。
- 1971年(昭和46年)3月1日:荷物扱い廃止。
- 1983年(昭和58年)4月10日:無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 1999年(平成11年)3月:駅舎を撤去し、待合所を新設。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
駅構造
富士宮駅が管理する無人駅で、相対式ホーム2面2線を有する地上駅。線路・ホームはほぼ東西に通っており、南側のホームは下り列車が使用する1番線、北側のホームは上り列車が使用する2番線である。ホームの中ほどで線路の下を弓沢川が流れており、その部分のホームは鉄橋上に設けられている。
ホームは、西側にある源道寺踏切と東側にある塚田踏切の2つの踏切に挟まれ、駅の出入口はこれらの踏切がある道路に面して開設されている。無人駅で駅舎はないため、各ホームから直接外部に出ることが出来る。また、跨線橋は設置されておらず、2つのホームを行き来する場合は駅外部の踏切を使う。
開業当初は、木造平屋の小さな駅舎が1番線ホーム富士宮寄りに設置されていた。1983年(昭和58年)に無人化された後1999年(平成11年)にこの駅舎は撤去され、その跡地に簡単な待合所が新設された。自動券売機等の設置は無く、当駅で乗車券を購入することは出来ない。
のりば
利用状況
「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は664人である。
1993年度(平成5年度)以降の推移は以下の通り。なお、2001年度(平成13年度)- 2009年度(平成21年度)の統計は非公表である。
駅周辺
富士宮市の郊外にある駅で、駅周辺には住宅が多い。富士根方の駅前にはロータリーが整備されている。
駅の下を流れる弓沢川は当駅の南約1 kmのところで潤井川に注いでいる。当駅の近くから富士根駅附近まで弓沢川および潤井川に沿って、東京製紙、王子特殊紙東海工場富士宮製造所など製紙工場が多く立地する。
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- CC 身延線
- 富士根駅 (CC04) - 源道寺駅 (CC05) - 富士宮駅 (CC06)
脚注
注釈
出典
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
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