柴貴正(しば たかまさ)は、日本のゲームクリエイター。スクウェア・エニックス第7ビジネス・ディビジョン(第弐プロデューサー統括部)ディビジョン・エグゼクティブ兼プロデューサー。

略歴

同志社香里中学校・高等学校、同志社大学卒業。安藤武博とは中学校から大学に至るまでの同級生である。1999年、エニックスへ入社。就職浪人した上での入社だったという。入社後はアシスタントを経てオリジナルのうまい棒、オンラインゲームなど“変わりもの”のプロデュースを担当する。

2003年に代表作である『ドラッグオンドラグーン』のプロデュースを担当。本人の思い入れも深く、「中学時代の妄想をプロの手で仕上げたもの」と後に語っている。

その後、再びオンライン事業部へ。スクウェア・エニックスが中国での運営を担当している『ベルアイル』を手がけた(日本での運営は他の企業が行っている為、無関係だと思われる)。

2006年、新たに『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』のプロデュースを担当。独特の映像表現、特にシリーズ初のムービー表現を試みている。

2007年、移植作『ファイナルファンタジータクティクス獅子戦争』プロデュースを担当。独特の映像表現、原作を弄らず、あくまでも追加するだけに留めている。追加要素はムービーとネットワーク対戦。ヤンガスで挑戦した手法を踏襲しつつ、今回はイラストレータ吉田明彦の原画を違和感なく動かすムービーを入れ込んでいる。

2008年、スクウェア・エニックス初のアーケード向け完全オリジナルタイトルとなる、『LORD of VERMILION』のプロデュースを担当。トレーディングカードアーケードゲームとして、「使い魔」カードに同社の他作品のキャラクターを登場させたり、内外の著名なイラストレーターを起用。翌2009年からは、続編となる『LORD of VERMILION II』が稼働(引き続きプロデュースを担当)した。

2013年8月22日より稼働開始した、シリーズ続編『LORD of VERMILION III』からは、プロデュースを丹沢悠一に委ね、自身はシリーズプロデューサーとして全体の統括に当たっている。

作品

コンシューマ

  • ヴァルキリープロファイル:プロデュース補佐
  • ドラッグオンドラグーン:プロデュース
  • ドラッグオンドラグーン2:プロデュース
  • ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン:プロデュース
  • ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争:PSP版プロデュース
  • ロード オブ アルカナ:プロデュース
  • ロード オブ アポカリプス:プロデュース
  • 地獄の軍団:プロデュース
  • ドラッグオンドラグーン3:プロデュース

アーケード

  • LORD of VERMILION/II:プロデュース
  • スクール オブ ラグナロク:プロデュース

オンライン作品

  • ディプスファンタジア:プロデュース
  • チェイスチェイス:プロデュース
  • ベルアイル:プロデュース
  • LORD of VERMILION ARENA:シリーズプロデュース/監修
  • フィギュアヘッズ:プロデュース

スマートフォン

  • ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト:プロデュース
  • 戦国アクションパズル DJノブナガ:プロデュース
  • ドラゴンクエストウォーク:プロデュース

脚注

関連項目

  • ゲームクリエイター一覧

ストラテジックシューター「フィギュアヘッズ」とは,どんなゲームなのか。その正体を開発プロデューサー柴 貴正氏に聞いた

新企画(?)

第二回「ドラゴンクエスト ウォーキング<EAST>」体験記&柴 貴正Pインタビュー。富士の麓をフィールドに,3万人以上の勇者達がリアルウォーク

講師 UTokyo OCW (OpenCourseWare)

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