AFC女子アジアカップ2018(英: AFC Women's Asian Cup 2018)は、2018年4月6日から4月20日 にかけて、ヨルダンで開催された 第19回目のAFC女子アジアカップである。同大会史上初めて西アジアでの開催となった。
今大会の上位5チームは、フランスで行われる2019 FIFA女子ワールドカップの出場権を得る。
予選
予選は2017年4月3日 - 11日に開催するものとされた(ただし最終的に、グループAは4月12日まで試合が組まれた)。これはFIFAの国際試合開催日として指定されている日である。予選には21チームが出場し4グループに分かれて対戦した。
当大会出場を申し込む上でサッカー協会(国・地域)が満たす必要のある事項として、「女子サッカー委員会を設けている」「4チーム以上・3か月以上の期間による女子サッカーリーグを設けている」「AFC指導者ライセンスB級以上を持った女性コーチが最低1人、かつメディカルスタッフに女性が最低1人いる」などが定められている。
予選免除チーム
開催地のチームならびに、前回大会の上位3チームに本大会出場権が与えられる。
- ヨルダン(開催地)
- 日本(前回大会優勝)
- オーストラリア(前回大会準優勝)
- 中華人民共和国(前回大会3位)
予選参加チーム
ヨルダンは開催国として本大会出場権を得ているものの、予選には出場する。予選でヨルダンがグループ1位になった場合、同グループ2位のチームも本大会出場権を得る。
組み合わせ抽選のシード順は前回大会の成績に基づき、以下の通り定められた。●印は予選開催地のチームを示す。
組み合わせ抽選により、予選の各グループに、1つのポットから1チームずつを割り当てる。ただしポット5(全7チーム)については、2チームをグループAに、1チームずつをグループB・C・Dに割り当て、残った2チームはポット4に加えたうえでポット4の抽選を行う。なお、開催地のチーム同士は同じ組にならないように、またイランならびにシリアはパレスチナとは同じ組にならないように割り当てる。
組み合わせ抽選会は2017年1月21日にヨルダン・アンマンで開催された。
グループ内で勝ち点が並んだチーム同士の順位決定方法については、本大会でのグループステージの場合と同様に定める。「グループリーグ」の節を参照。
グループ A
開催地: タジキスタン(UTC 5)
- 全試合パミール・スタジアム(ドゥシャンベ)で開催
※ヨルダンは開催国として本大会出場権を得ているため、ヨルダン以外で成績最上位のチームが本大会出場権を得る
グループ B
開催地: 北朝鮮(UTC 8:30)
- 全試合金日成競技場(平壌)で開催
グループ C
開催地: パレスチナ(UTC 3)
- 全試合ファイサル・フサイニー国際スタジアム(アッ=ラーム)で開催
※ レバノン, グアムは出場を辞退した。
グループ D
開催地: ベトナム(UTC 7)
- 全試合ベトナムYFTCフィールド第3ピッチ(ハノイ)で開催
本大会
本大会は8チームで実施される予定であり、4チームずつ2組に分かれてのグループリーグ、5位決定戦(グループリーグの各組3位チーム同士が対戦)、準決勝、3位決定戦、決勝戦を行う。
5位決定戦・準決勝・決勝では、90分で決着が付かない場合は30分間の延長戦を行い、なお決着しない場合はPK戦を行う。3位決定戦では、90分で決着が付かない場合は直後にPK戦を行う。
以下、試合開催日時はすべて現地時間(UTC 3)による。
本大会出場チーム
組み合わせ抽選
組み合わせ抽選は2017年12月9日に行われた。ポット分けは以下の通りである。
グループリーグ
組み合わせ抽選の結果、グループリーグの組み合わせは以下の通り決定した。
グループ A
グループ B
※オーストラリア・日本・韓国の順位は、これらのチームの直接対戦の戦績による。その結果は以下の通り。
勝ち点と得失点差で並んでいるため、総得点が少ない韓国はグループ3位。オーストラリアと日本はこれでもまだ並んでいるため、両チームの戦績を比較する。この2チームの直接対戦は引き分けなので、全試合での得失点差で上位となるオーストラリアがグループ1位、日本がグループ2位となった。
プレーオフ
決勝トーナメント
準決勝
3位決定戦
決勝
優勝国
表彰
2019 FIFA女子ワールドカップ出場国
- 日本(優勝)
- オーストラリア(準優勝)
- 中華人民共和国(3位)
- タイ(4位)
- 韓国(5位)
日本での放送
サッカー女子日本代表の全試合をテレビ朝日系列 とNHK BS1 で放送。
脚注
注釈
出典
- 大会規定 COMPETITION REGULATIONS AFC WOMEN'S ASIAN CUP 2018 2017年12月15日閲覧
外部リンク
- 大会公式サイト - AFC.com(英語)
- RSSSFによる記録




